朱蒙 -チュモン-
ダメ王子が目覚め、真の英雄に生まれ変わる壮大な歴史ドラマ!『朱蒙-チュモン-』は、韓国で最高視聴率50%を超えた大ヒット作品。愛、友情、裏切り、戦いが交錯する人間ドラマと、歴史的スケールの戦闘シーンが魅力のこの作品は、韓国時代劇ファン必見です!
- ダメ王子が真の英雄へと成長する壮大な物語
チュモンは当初、王子でありながらも弱く、意気地のない青年。しかし、多くの試練と仲間たちとの出会いを経て、英雄としての自覚に目覚め、国家を救うリーダーへと成長していきます。この成長過程が視聴者を惹きつけ、感動を呼びます。 - 愛と友情、裏切りと復讐が絡み合う重厚な人間ドラマ
父を裏切った者たちや、チュモンを憎む兄たちとの確執、そして彼を救おうとする母や仲間たちの愛情が交錯する人間ドラマは見どころ満載。信頼と裏切り、友情と愛が絡み合う複雑な関係性が物語を一層引き立てます。 - 壮大なスケールの戦闘シーンと歴史背景
漢に対抗するタムル軍の壮大な戦闘シーンは圧巻。また、古朝鮮の滅亡から新たな国を築くチュモンの挑戦は、歴史的背景を交えたエンターテインメント性の高いドラマとして視聴者を魅了します。
詳細情報
おすすめ度 | |
---|---|
放送年 | 2006年 |
ジャンル | 時代劇 |
話数 | 全81話 |
出演者 | ソン・イルグク ハン・ヘジン キム・スンス |
「朱蒙-チュモン-」の配信情報
配信状況 | 無料期間 | 月額料金 | |
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Amazonプライム | レンタル 220円~ | 30日間 | 600円 |
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FODプレミアム | ✖ | なし | 976円 |
Lemino | ✖ | 加入月 | 990円 |
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「朱蒙-チュモン-」のあらすじ・各話エピソード
紀元前108年、朝鮮半島で古朝鮮が滅びた時代。チュモンは、父ヘモスが遺した志を知らないまま、弱く頼りない王子として育つ。しかし、兄たちの策略で宮中を追放された彼は、山中で出会った盲目の男から武芸を学び、真の英雄へと成長していく。彼の運命を大きく変えたのは、偶然出会った商人の娘ソソノ。チュモンは試練を乗り越え、やがて民族を率いる偉大なリーダーへと生まれ変わる。
ここでは、物語全体のあらすじと、各話エピソードを詳しくご紹介します。
予告編
あらすじ
紀元前108年、朝鮮半島を含む大帝国を領有した古朝鮮国は、隣国・漢により滅亡。漢はその地に、楽浪(ナンナン)・臨屯(イムドゥン)・真番(チンボン)・玄菟(ヒョント)の四郡を置き支配するが、将軍・ヘモスとその友人で玄菟(ヒョント)郡に属する扶余(プヨ)の太子・クムワは、圧政に苦しむ古朝鮮の流民(ルミン)<流浪の民>を率いてタムル軍を編成、漢に抵抗する。だが扶余(プヨ)では、ヘモスの活躍の裏で、その存在が漢の反感を買い、国の災いとなることを懸念する者たちがいた。ある日、玄菟(ヒョント)城で開かれた宴席で見世物として流民たちが虐殺されるのを目にしたクムワは、これに1人抗議した河泊(ハベク)族の君長の娘・ユファに心惹かれる。一方、漢軍との闘いで重傷を負ったヘモスは、瀕死のところをユファに救われる。やがて2人は恋に落ち、ユファはヘモスの子を身ごもるが、それを知る間もなく、ヘモスは漢軍の矢に倒れてしまう。愛する人を失った悲しみの中、ユファはクムワに援助され、男児を出産、チュモンと名付ける。ユファを心密かに想うクムワは彼女を側室に迎えると、友の忘れ形見・チュモンを我が子として育てることを誓う…。
20年後。扶余の王となったクムワの三男として育ったチュモンは、長兄テソや次男ヨンポに比べ、意気地が無く軟弱なため、ユファやクムワを失望させてばかり。にもかかわらず父の寵愛を一身に受けるチュモンを、クムワの正妻や2人の兄たちは憎々しく感じ、チュモン殺害の計略を企てていた。ある日、チュモンは兄たちの罠で泥沼にはまり、偶然通りかかった大商団の長の娘ソソノに助けられる。口ばかりの情けない男に呆れながら、なぜかチュモンのことが心に残るソソノ。そして、チュモンは兄たちの様々な策略の末、ついに宮中を追放されてしまう。山中の牢獄で謎の盲目の男に出会ったチュモンは、彼が実父ヘモスであるとも知らず、武芸を学び、強靭に生まれ変わっていく。
各話エピソード
紀元前108年、古朝鮮国は漢によって滅亡し、流民となった人々は抵抗を続けるが、その中に弓の達人・ヘモスの存在があった。そのヘモスは漢軍への奇襲作戦中、鉄騎軍のやりを受けて負傷してしまう。
ヘモスを匿ったため、河伯族の人々は鉄騎軍に皆殺しにされる。また、ユファは公開処刑されることになり玄菟城へと連行される。ヘモスは河伯族が皆殺しにされたことを知り、せめてユファだけでも助けたいと思い…。
ヘモスが漢の鉄騎軍に捕らえられたと知ったユファ。そんな彼女に好意を寄せるクムワは、ヘモスを助け出そうとする。だがヘモスは逃げ切れず、敵の弓をまともに受けて崖下の川へと転落してしまった。
20年の歳月が経過。チュモンはクムワの第三王子として育てられていた。だが、あまりにもふがいない彼に対しクムワは叱咤する。兄・テソの取りなしで重罰を逃れたチュモンだがテソにより長旅に連れ出され…。
チュモン暗殺を企てたものの、テソとヨンポは失敗する。それを王妃に罵られた2人は、再度チュモンを陥れようとした。一方チュモンは、命を狙われたことをユファに言うと、ムソンを師匠に武芸を習うよう説得される。
牢獄の奥でひっそりと暮らす男に興味を抱くチュモン。彼はその男の正体を探ろうとして牢獄に潜入する。また、ヒョント城の新任太守・ヤンジョンがプヨを訪れて、鉄器製造を監視するとクムワに告げた。
クムワはテソを世継ぎの皇太子に指名する決断をせず、それを苦々しく思う王妃たちはチュモンの元へ刺客を送った。殺されかけたチュモンはクムワが付けた護衛に救われ、倒れていたところをマリたちに救われる。
ソソノを逃がしたチュモンはマリたちから暴行を受け、それを見たプヨンはチュモンがプヨの王子であることを明かす。マリたちはトチに殺されるよりは、チュモンに恩を売ったほうが良いと考え、チュモンを助ける。
監獄で出会ったヘモスの武道の腕前に感銘を受けたチュモンは、彼を師と仰ごうと決意。そこへテソとヨンポが襲撃をかけ、監獄の番人や罪人たちを次々と殺害。だが、ヘモスが危機を救い、2人は山中へと逃げる。
プドゥクプルとヨミウルを問い詰めたクムワは、ヘモスが20年間監獄で生きていたことに衝撃を受ける。一方、監獄から逃走したチュモンはマリたちの協力でヘモスを匿い、モパルモに頼んで護身用の剣を手に入れる。
ヘモスと剣の練習に励むチュモンの様子を見にきたソソノは、チュモンがプヨンを抱きしめる場面を目撃し、複雑な気持ちになる。その後、ソソノの元を訪れたチュモンはマリたちが商団で働けるように頼むのだが…。
ヘモスと剣の練習に励むチュモンの様子を見にきたソソノは、チュモンがプヨンを抱きしめる場面を目撃し、複雑な気持ちになる。その後、ソソノの元を訪れたチュモンはマリたちが商団で働けるように頼むのだが…。
ハンダン一味を撃退したチュモンは、クムワから病床の母の看病を諭されて宮殿へ戻る。それを知った王妃たちは穏やかではなかった。またクムワは「兄弟3人に手柄を競わせ、最も優れた者を世継ぎに選ぶ」と宣言する。
ヨンタバルの商団に働き手として雇われることになったチュモン。一方、テソは漢との交易問題を解決するためにヒョント城へ赴くが、ヤンジョンはクムワが来ない限りは交渉に応じないと強気の態度に出る。
テソが漢との塩の交易再開という大手柄を立てたために、ソソノたちはチュモンに対して歯がゆい気持ちを募らせていった。また、チュモンは漢と対等に渡り合うためには強い鉄器の開発が必須だと考え…。
チュモンがコサン国の塩の話をソソノに伝えると、ソソノは自ら商団を率いてコサンへの旅を考える。そしてウテやサヨンの反対を押し切り、チュモンやマリたち3人組、ケピルらを伴って長旅に出た。
チュモンは盗賊を撃退するが、その後得られた情報が商団一行を惑わせる。盗賊の頭・ペマンはヘンイン国の元将軍で、ヨンタバル商団との武器取引時に、代価を着服しようとしてソソノに阻まれたことを逆恨みしていた。
ソソノはチュモンたちを捕らえたペマンにコサン国の塩の山について話し、塩の山を発見すれば大もうけができると持ち掛けて解放交渉をする。ペマンはソソノの話に乗り、コサンまで商団を護衛することになった。
チュモンはコサン国で塩を確保して戻り、喜んだクムワは慰労の宴を催すことにした。手柄で大きな差をつけられてしまったテソとヨンポは憤慨。また王妃はチュモンが皇太子に選ばれるのではないかと心配する。
チュモンはヒョント城での任務を果たしてプヨへ戻る。クムワがチュモンを賞賛したためテソとヨンポは焦り、チュモンの動向を探る。ヨンポはプヨンがトチにより漢の商人に売り飛ばされたことでオイを利用して…。
チュモンが炒鋼法の手掛かりを掴んだという情報を真に受けたテソは、さらに焦りを募らせていった。そんな折、3人の王子を呼び出したクムワは、武芸対決を行うことを宣言。チュモンは目隠ししたまま弓を放ち…。
プヨンが拉致されて憤るオイをなだめるチュモンは、トチの動向を探るようマリたちに命じる。その頃、何者かが放った刺客が神殿を襲撃。危うく逃げ出したヨミウルは山中に身を隠すが、宮中は大混乱に陥った。
ヘモスが実の父であることをヨミウルから知らされたチュモンは、衝撃を受ける。そんな折、プヨンを拉致したトチの背後にいるヨンポから「プヨンを返してほしいなら皇太子選びの競い合いを放棄しろ」と要求される。
実の父がヘモスだと知ったチュモンは、オイたちを連れてプヨを去り、それを知ったユファとクムワはショックを受ける。大臣たちはチュモンが皇太子の競い合いから降りたなら、競い合いを続ける意味はないと考えて…。
チュモンは鉄騎軍の威力におびえるオイたちを叱咤し、流民の一団をヒョント領外へ逃がすことに成功。一方、ヒョント城の太守・ヤンジョンは漢から来た鉄官・ノグンを接待し、テソへ鍛冶職人の貸与を約束した。
テソが漢から連れてきた鍛冶職人たちの試みは成功し、従来より強度のある剣が作られる。またクムワはテソの手柄を褒めたたえ、王妃とポルゲはこれをきっかけにテソを皇太子にしようと目論むのだが…。
皇太子を定める要請をクムワが拒んだため、激怒した王妃はサチュルトを味方にしてテソを皇太子にしようと画策。ヨンポは再びトチの忠告を受けて、チュモンとテソを対立させて共倒れすることを狙う。
チュモンはチンボン、イムドゥン両郡を攻めるのは今しかないとクムワに上奏。ソソノは開戦したら自らも軍商として戦地へ赴くことを決意。さらに、チュモンにテソとヤンジョンの間で交わされた取引について告げる…。
サチュルトはプヨへの派兵を完全に拒否し、それに宮中の家臣一同も同調したため、チンボンとイムドゥンの攻撃計画は壁にぶち当たる。ある日、タムル軍の残党と古朝鮮の流民たちが宮殿の前に集まり…。
チュモンの指揮で、テソは先鋒部隊の兵として出征することを条件に罪を許される。チュモンは弟の自分が兄たちを従えることに抵抗を覚えるが、クムワは今度の戦には絶対に勝たなければならないとチュモンを諭した。
ヤンジョンは、チュモンが率いる別働隊の動きについてテソからの内通を受け、補給部隊に迂回を指示。だが、テソとヤンジョンの動向を見抜いたチュモンは、補給部隊の位置を予測して奇襲に出るのだった。
チュモンはソソノたちを救い出して、プヨ宮殿へ戻った。そんな中テソは、ソソノの救出を反対していた王妃やヨンポたちにその理由を尋ねる。すると王妃は、「ソソノはお前を滅ぼす女だ」と言い放った。
プヨ軍はサヨン発案の凧を使った作戦で漢軍を慌てさせ、さらに兵の奮闘によってヤンジョンが率いる漢軍を敗走させる。だが、チュモンはチンボンの太守を仕留めたものの、イムドゥンの太守は逃してしまう。
テソはチュモンとクムワに代わって国政を担うことになり、王妃やプドゥクプルの助言に従って権力の地固めを進める。そしてナロを護衛総官に任命し、サチュルトをけん制してきたクムワの忠臣たちを粛正した。
クムワの看病をしていたユファは自室に軟禁されてしまう。オイたちはクムワに代わって国政を担うテソの暴挙に耐えるしかなかった。その一方で、意識が戻らないクムワをプヨ宮殿にやって来たヨミウルが治療する。
チュモンは負傷して川に流されていたところをハンベク族の族長・イェチョンに救われた。イェチョンの娘・イェソヤの看病でチュモンは息を吹き返すが、突然イェチョンの側近・ソルタクによる反乱が勃発する。
摂政となり、プヨの実権を掌握したテソはプドゥクプルと相談し、サチュルト勢力に迎合しつつ、専横を抑えるための人事改革に着手。オイたちは配下の兵を思い、仕方なくテソに従うフクチと宮殿に戻るのだが…。
オイたちとモパルモ、ムソン、そしてヤンタクたちは、チュモンを奪還。チュモンはテソが国政を担っていることを知らされて驚く。また、ソルタクと結婚させられそうになっていたイェソヤを奪い、プヨを目指す。
プヨ宮殿に忍び込んだチュモンは、母・ユファと再会。ユファは泣いて喜びながらも、テソの陰謀にはくれぐれも用心しろと息子を諭した。また、テソの命令で宮殿を捜索にきたナロを毅然と追い返した。
ピリュの君長・ソンヤンに拉致されたモパルモがプヨへ引き渡されることになった。それを知ったチュモンとオイたちは、護送途中に奇襲する作戦を立てる。だが、4人だけでピリュ軍勢に立ち向かうことは難しく…。
テソはチュモンに対して、人質として漢の長安へ行くよう打診する。ヨンポは長安送りを免れるが、テソへの憎しみは頂点に達していた。そして、トチが集めた軍団に訓練を積ませながら、テソ暗殺の準備を進めた。
刺客の襲撃を逃れたテソは、トチとハンダンを斬り殺し、ヨンポをも殺そうとするが、王妃が止めたため、投獄にとどまった。テソはヨンポを許す気持ちにはなれなかったが、チュモンはヨンポを許すよう進言する。
チュモンの婚礼の招待を受けたソソノは出席することを決めるが、華やかに行われる式で新郎新婦を複雑な思いで見守る。一方、チュモンはクムワからヘモスの遺体が鳥葬された場所を教えられるのだが…。
チュモンは流民を連れてプヨを脱出する計画を実行しようとしていた。そんな折、マウリョンが霊視で三足烏を見たことを王妃に報告。それを聞いた王妃はチュモンへの警戒を解かないようにテソを戒める。
チュモンは流民たちを先導し、長安へ送ると称して出発。また、チュモンを気遣うクムワは護衛兵部隊のナロたちを引き付けて時間稼ぎをしようとする。そして、ユファと共にわざと遠方へ湯治に出掛けた。
新生タムル軍を率いるチュモンは、モパルモが作り上げた鋼鉄剣で武装し、ハンベク族を奇襲する。チュモンは族長・ソルタクの首を討ち取り、残されたハンベクの民たちはポンゲ山のタムル軍の砦へと向かった。
テソはプヨの精鋭と鉄騎軍を率いてポンゲ山へ向かうが、チュモンの策略によって大敗を喫する。テソを敗走させたチュモンだったが、実はタムル軍の基盤はもろく、食べるものも着るものも不足していて…。
流民の護送がテソのわなであることを知らされたチュモン。すると当初予定していた攻撃を取りやめ、ヒョント郡の手前でプヨ軍と鉄騎軍が諦めて解散したところを奇襲。両軍を全滅させることに成功する。
オイたちはユファとイェソヤを救出するためにプヨに向かう。一方宮殿では、クムワやユファに対して毅然とした態度を取れないテソに業を煮やしたヤンソルランが、ヒョント城の父・ヤンジョンへ使者を送った。
サヨンはソソノから託されたプヨ宮殿への秘密通路が載った地図をチュモンに渡す。チュモンたちはその通路を使い、ユファとイェソヤを救出しようとする。当のユファは危篤状態が続き、イェソヤが懸命に看病していた。
ヒョント城の太守・ヤンジョンはチャンチョン谷の族長に会い、鉄鉱石の鉱山へ向かった。チュモンたちはヤンジョン一行を奇襲し、漢に支配されていたチャンチョン谷の部族をタムル軍配下に収めることに成功する。
プヨで日食が起こると、古い国が消えて新たな国が建つ兆しだとヨミウルに告げられたチュモンは、タムル軍や流民たちを励ます。だが、プヨ宮殿はパニックとなり、市中の民も不吉な前触れだと騒ぎ出した。
クムワの家臣・フクチは、サチュルトを制圧しにいくことをチュモンに告げる。チュモンは漢軍がプヨに迫れば、タムル軍が漢軍を食い止めると約束。だがヨミウルはクムワの復権とチュモンの関係を心配し…。
チュモンはタムル軍を解散してプヨへ戻ることをクムワに勧められる。ところが、志を曲げることはできないという思いから、この話を断るつもりであることを母・ユファに伝え、彼女もその結論に賛同する。
プヨの監獄に捕らわれたチュモンたちは、脱出計画を実行に移すことを決める。その頃、ヨンチェリョンはケルの本営に戻ったソソノたち一行を叱責して、実兄であるヨンタバルを監禁するという暴挙に出た。
3年の月日が流れ、ヨンタバルとソソノはソンヤンやヨンチェリョンの勢力に服従しつつ、ひそかに強力な傭兵の大軍を養成し、権力奪還計画を練る。それを知らないソンヤンは、ヤンジョンにさらなる忠誠と服従を誓う。
ヤンジョンはテソをヒョント城へ呼び、漢の皇室がプヨにいつ攻撃を仕掛けてもおかしくないので、今のうちに漢側に寝返るよう説得する。ところが、テソはプヨの王子としての誇りと愛国心からそれを断った。
始祖山の洞くつを訪れたチュモンは、タムル弓が元に戻っていることに驚く。そこへ姿を現した巫女・ピグムソンはチュモンに、タムル弓について意外な事実を告げ、名実ともに朝鮮の王になれと言い残して姿を消した。
テソに仕えるプブンノはチュモンの首を取ろうとしてタムル軍の野営地に潜入する。だが、真の忠義心によって大将であるチュモンの下に固く結ばれたタムル軍の揺るぎない結束力を目の当たりにして…。
チュモンは傷を負ったソソノをソンヤン陣営から救い、サヨンに託してケルへと帰らせる。そして、ソンヤン陣営へ向かう漢の援軍に奇襲を掛けたチュモンは、消炭と煙霧炭を使った待ち伏せ攻撃で敵を全滅させた。
プヨ宮殿を脱出したユファとイェソヤはチョルボンとの国境にたどり着き、チョン大人の助けで商団に紛れ込む。だが、あと少しで国境を越えられるというところで捜索隊に見つかり、宮殿に連れ戻されてしまう。
チュモンは単身でソンヤンの陣営へと乗り込み、ピリュとタムル軍で力を合わせて統一チョルボンを建国しようと説得。するとチュモンの率直さと熱情に心を打たれたソンヤンは、チュモンの傘下に入ることを決意する。
プヨと漢が同盟を結んでチョルボンとの交易封鎖令を諸国に発したことで、チョルボンは食料不足であるにもかかわらず、穀物の入手経路を完全に断たれてしまう。ソンヤンたちは不満を募らせて…。
チュモンたちは食糧調達のため海賊のいる地方を目指して国境封鎖を突破。そして正体不明な海賊の頭目・プウィヨムを捜して、商人たちに手掛かりを求める。一方、テソはプブンノからチュモン死亡の報告を受けた。
チュモンがケルへ戻ったのでタムル軍は驚喜し、ソンヤンは安堵した。ソンヤンたちはチュモンが不在の間、テソ側に寝返っていたが、チュモンはソンヤンに敵を油断させるためにテソに従うふりを続けるよう指示を出す。
チュモンは天地の神にチョルボンの加護を願って祭儀を行うが、倒れてしまう。その後雨はやんだのだが、チュモンの容体は回復しない。一方、クムワはテソとヨンポに命じてチョルボン国境での戦を開始する。
タムル軍とチョルボンは、プヨと漢の連合軍が撤退したという知らせを知り、勝利の喜びに沸く。ところが、チュモンは今こそプヨに救いの手を差し伸べ、飢えに苦しむ民を助けたいと話し、一同を驚かせた。
チュモンはプヨ宮殿からの脱出に失敗して命を落とした母・ユファを思い忍んで川辺へ向かう。オイたちはプヨからケルへ向かう道筋を捜索。せめてイェソヤとユリの亡きがらだけでも見つけようとする。
チュモン率いるチョルボン軍は、ヒョント郡を打ち破るべく戦の準備を進める。さらに、チュモンはヒョント郡の労役場で働かされている流民たちの蜂起を狙って、オイとムゴルをひそかに潜入させる。
チュモンはイェソヤとユリを生きて返してやるというヨンポの取引を受け入れて、その前に2人の無事を確認させろと要求を出す。ところが、その頃イェソヤは監視の隙をつき、ユリを連れて逃げ出していた。
チュモンとタムル軍はヒョント城を占拠。ヒョッポらに後を任せたチュモンたちは前線へ戻る。ヒョント軍の危機を知らされたクムワは、チュモンの勝利は天の定めだとして援軍の派遣はしない決定を下した。
チュモンはヒョント郡を倒して勝利し、敗戦に動揺したテソは神殿に乱入。そしてユファの位牌を焼いてしまえとマウリョンに命ずる。そこへ現れたクムワはテソを厳しく戒めるが、興奮から吐血してしまう。
ヒョント郡を倒し、領土を回復したチュモンたちは、高句麗建国の準備を整える。だが、すでに建国後の王座をめぐり、タムル軍勢力と君長連合やサヨンをはじめとするチョルボン勢力の対立が始まっていた。
15年の月日が流れ、屈強な若者となったチュモンの息子・ユリは、プゴクチョの国境の村でイェソヤと暮らしていた。病気のイェソヤに楽をさせたいがために、ユリは商団の闇取引を手伝い、そこで金を稼いでいた。
ユリが闇取引を手伝っていた商団のチャンが逮捕された。これを知ったユリは恐れをなし、母・イェソヤと一緒に逃亡する。また、イェソヤの生存を知らされたチュモンはオイたちに命じて捜索させるのだが…。
テソの即位式に出席するために、高句麗と漢の使節団がプヨとの同盟の意図を持ちながら宮殿に到着する。これにどう対応すべきか心を決めかねているテソに、プドゥクプルは両国を天秤に掛けるよう助言する。
チュモンたちはチョンム山で刺客に襲われ、ピリュは殺されかけるが、ユリの助勢で命拾いをする。チュモンは、刺客を差し向けたのは高句麗とプヨの同盟を阻止しようとする漢であることを見抜いていた。
チュモンとユリは親子の対面を果たした。また、チュモンたちはイェソヤを迎えるためにプヨへ出発する。一方、遼東城を訪れたプドゥクプルはファン太守にプヨの協力がほしいなら武器と穀物の支援をするよう要請する。
漢の刺客が放った火によって高句麗の鉄器工場は全焼。また、鍛冶職人たちも全員焼死した。チュモンはユリが鍛冶職人たちの宿舎で寝ていたと知り、ユリも死んでしまったと思い込んで悲しみに沈むが…。
ヨンチェリョンとヤンタクは国境地帯でチュモンを襲って権力を奪取することを狙う。だが、ソソノとヨンタバルに阻止された。ソソノは両者を国外へ追放するが、息子・ピリュが担がれて謀反に加担していたと知る。
高句麗と遼東郡との戦いが始まり、チュモンは情報操作によりファン太守を油断させ、敵の要地・コヒョン城を攻め落とす。そして、ファン太守が急いで遼東平原に全軍を前進配置したことで、全面戦争となる。
出演者の他の作品
ソン・イルグク | チャン・ヨンシル ~朝鮮伝説の科学者~ |