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客主~商売の神~

客主~商売の神~
「客主~商売の神~」は、父の無念を晴らすために巨商を目指す青年ボンサムと、運命に導かれるように出会う二人の女性、ソリンとケトンが織りなす数奇な恋物語。朝鮮時代を舞台に、商人たちの熱き友情と切ない愛、そして激しい運命の波に翻弄されながらも、成功を手に入れるまでのサクセスストーリーが展開されます。

  • 壮大なスケールで描かれる商人のサクセスストーリー
    父の死後、天涯孤独となったボンサム(チャン・ヒョク)が、商人としての道を歩み、困難を乗り越えながら巨商へと成長していく姿は、視聴者に勇気と感動を与えます。成功を目指して奮闘する姿は、ビジネスや人生においても共感を呼ぶでしょう。
  • 運命に導かれた3人の複雑な恋愛模様
    身売りされ朝鮮一の巨商に嫁ぐソリン(ハン・チェア)と、ボンサムに助けられた男装の行商人ケトン(キム・ミンジョン)、そしてボンサムが織り成す三角関係は、視聴者を引き込む切ないロマンスです。それぞれが抱える想いと葛藤が複雑に絡み合い、物語に深みを与えます。
  • 熱き友情と熾烈な商売バトル
    ボンサムが仲間と共に行商の旅を続ける中で繰り広げられる商売の駆け引きとライバルたちとの戦いも、このドラマの大きな魅力です。友情、信頼、裏切りが交錯し、スリリングな商戦が視聴者を飽きさせません。

詳細情報

おすすめ度
放送年2015年
ジャンルサクセス&ロマンス時代劇
話数全41話
出演者チャン・ヒョク
ハン・チェア
キム・ミンジョン



「客主~商売の神~」の配信情報

ここに記載しているのは2024年10月4日時点の情報です。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各公式サイトで確認をお願いします。
配信状況無料期間月額料金
DMMプレミアム 30日間
550円
Amazonプライム 30日間
600円
ABEMAプレミアム なし
960円
FODプレミアム なし
976円
Lemino 加入月
990円
Hulu なし
1,026円
U-NEXT 31日間
2,189円

「客主~商売の神~」は現在配信されていません。

「客主~商売の神~」のあらすじ・各話エピソード

「客主~商売の神~」は、朝鮮時代の商人社会を背景に、運命に導かれた三人の男女が織りなす数奇な恋愛と、巨商を目指す一人の青年ボンサムの成長を描いた壮大な時代劇です。商売の世界で熾烈な戦いを繰り広げつつも、運命の恋に翻弄される彼らの姿は、視聴者に感動と興奮をもたらします。

ここでは、物語全体のあらすじと、各話エピソードを詳しくご紹介します。

予告編

あらすじ

千家客主(問屋機能を持つ商団)の主チョン・オスは、息子のボンサムらとともに行商の旅に出るが、アヘン密売の濡れ衣を着せられ命を落としてしまう。天涯孤独の身となったボンサム(チャン・ヒョク)は、行商人になるため童蒙庁(行商人の育成機関)で学び、父の命の恩人である松坡馬房の主チョ・ソンジュンのもとで働き始める。そんなある日、生き別れた姉を捜しているボンサムの前に、身売りされた女性チョ・ソリン(ハン・チェア)が現れる。ボンサムとソリンは心を通わせるが、ソリンは朝鮮一の巨商シン・ソクチュに嫁ぐ身だった。その後、山賊に襲われたボンサムは、男装の行商人ケトン(キム・ミンジョン)に助けられる。ケトンは一方的にボンサムを運命の人だと思い込むが、ボンサムのソリンへの想いを知り、ソリンに牙を向けていく…。

各話エピソード

※配信されているものとは編集・話数が異なる場合があります。

第1話 開城 千家客主

干しナマコの商いで開城(ケソン)を代表する客主となった千家(チョンガ)客主の主チョン・オス。義兄弟のキル・サンムンが番頭を務めるが、オスの息子ボンサムは歩くのも商いも嫌いだという始末。清との国境にある柵門(さくもん)市場が3年ぶりに再開されることになり、千家客主一行は柵門へと向かうことに。しかし途中でオスが崖から転落してしまう。そこを通りかかった牛皮密売人のチョ・ソンジュンが意識を失ったオスを見つけるが…。

第2話 取引の代償

ソンジュンに命を助けられたオスは、柵門市場に連れていくよう頼まれる。しかしソンジュンが密売人であることを理由に断り、オスは柵門へと急ぐ。そんな時、換銭(ファンジョン)客主のキム・ハクチュンに取り引きを持ちかけられたソンジュンは、柵門に入ることに成功する。一方、ハクチュンに多額の借金返済を迫られたサンムンは、返済期限を猶予してもらうためアヘンの密売に加担してしまう。

第3話 行商人の裁き

サンムンがアヘン密売の疑いをかけられ拷問を受けていることを知ったオスは、行商人の裁きを開き真実を明かすと役人に申し入れる。首謀者を問いただすオスに何も答えないサンムン。実は千家客主を手中に収めようと企むハクチュンに、オスの首を差し出すよう言われていたのだった。自分の一存だったと言うサンムンにオスは死罪を言い渡す。サンムンは死に際、息子のソゲに六矣廛(ユギジョン)の大行首(テヘンス)になるよう遺言を残す。

第4話 生き別れの姉弟

荷にアヘンを入れられ濡れ衣を着せられたオスは、仲間と共に獄につながれてしまう。役人から真犯人を捜し出し処断することを求められたオスは、父の死のせいで恨みを抱いたソゲの仕業だと気づく。しかしアヘン密売の責任を問われても、全ては自分の責任だとオスは答える。そしてボンサムやソゲに千家客主の再興を託すが、行き場を失ったボンサムは病に倒れ、ソゲは行方をくらましてしまう。

第5話 決意の再出発

辛家(シンガ)大客主の使用人となったソゲは大行首シン・ソクチュの目に止まる機会を虎視眈々と狙っていた。一方、ボンサムの姉ソレは、父に千家客主再興を誓い、病のボンサムを山のお堂に残しハクチュンに近づくため妓女になる決意をする。ソンジュンに助けられたボンサムは、医者の家に連れていかれ治療を受けることに。そんな中、ハクチュンによって千家客主の競売が行われようとしていた。

第6話 守るべきもの

病から回復したボンサムは、行商人を育成する童蒙庁(トンモンチョン)に入門し、そこでチェ・ドリと出会う。10年の月日が経ち、成長したボンサムの前に松坡馬房(ソンパマバン)の主としてソンジュンが現れる。課題を与えられたボンサムとドリは、鶏を鳳凰と偽り30両を稼ぎ出す。詐欺まがいの手口を使ったことでソンジュンはボンサムたちを童蒙庁の面々の前で厳しく糾弾するのだが、ボンサムに牛皮密売の過去を問われ…。

第7話 立ち直るための一歩

千家客主の再興を胸に秘めハクチュンの側室となったソレ。一方、ソンジュンから父オスの客主としての生き様を聞かされたボンサムは涙に暮れていた。童蒙庁を追い出されたボンサムとドリは、ソンジュンに雇ってほしいと懇願する。生まれ変わると誓ったボンサムに、ソンジュンは10日間で牛を3頭売ることを条件として提案する。ソクチュに働きぶりを認められたソゲは、ソクチュの窮地を救うのだが…。

第8話 新たな取り引き

ソクチュの裏帳簿を盗み見たことがばれ、拷問を受けた挙げ句に辛家大客主を追い出されてしまうソゲ。山中に捨てられたソゲはならず者に命を奪われそうになったところを、行商人ケトンに助けられる。一方、ボンサムは牛を売ることに成功して馬房に戻るが、現金取引ではなく信用取引だったことで、ソンジュンに認めてもらえない。そこで信用取引の重要性を説くボンサムはある策を講じることにする。

第9話 松坡馬房の後継者

松坡馬房の牛1万頭売買を記念した祝宴の日。ハクチュンに馬房の後継者としてボンサムの名を上げられたことに憤慨した番頭のマンチは大暴れする。さらにソンジュンから後継者はボンサムだと告げられたマンチの怒りの矛先はボンサムに向けられる。客主の主になりたくないと吐き捨てたボンサムは、その夜、馬房を去る決意をする。一方、マンチは馬房の権利書を奪ってソンジュンの妻パングムと逃亡してしまう。

第10話 忘れ得ぬ出会い

ソレはボンサムを捜すため、弟を残したお堂のある義州(ウィジュ)を訪れる。ボンサムもまたソレと別れたお堂を訪ね、姉に思いをはせていた。一方、ケトンと共に塩辛商人として過ごしていたソゲは、偶然オスの墓を発見する。そんな中、義州の医者の家で、ボンサムはソレと行き違いになったことを知る。ソレが乗った駕籠を追いかける途中、駕籠が川に転落するのを目撃したボンサムは、勢いよく川に飛びこむ。

第11話 切実な願い

川から助け出したチョ・ソリンに「さらってほしい」と突飛な申し出を受け戸惑うボンサム。そこへ父のソンドゥクが現れ、ソリンを連れて帰ってしまう。行商人のソンドルと意気投合したボンサムだが、ソリンのことが頭から離れず眠れない夜を過ごすことに。一方、松坡馬房の権利書を換金するためハクチュンを訪ねたマンチ。ボンサムはソリンに会いに行く途中で、マンチが馬房の権利を盗んだことを知る。

第12話 義兄弟の葛藤

マンチを追跡していたソンジュンと合流したボンサム。そこへ現れたマンチはボンサムと格闘の末にソンジュンの前に降参する。ソンジュンはマンチとパングムに対し、行商人の掟を破ったことで慣例に従い情け容赦なく罰する。ハクチュンから権利書を取り戻すため江景(カンギョン)へ向かうことにしたボンサムたち。その途中、何者かに襲われ手形を奪われたボンサムは、もみ合ううちに崖の下に転落してしまうのだが…。

第13話 運命の人

ケトンは山中で倒れていた男を助け出す。その男が身につけていた身分証からボンサムだと気づいたソゲは動揺を隠せない。一方、ケトンはボンサムが自分を巫女になる運命から救い出してくれる運命の男だと信じ、ボンサムと報恩(ポウン)で再会することを約束する。ソンジュンの身を案じたボンサムは傷が癒えぬうちに江景へ向かうことにするが、その頃ソンジュンは斧を手にハクチュンの屋敷に乗り込んでいた。

第14話 一夜限りの縁

行商人のケトンはボンサムに結婚を申し出ようと行商人の姿から可憐な女性へと身なりを整える。しかし、約束の場所にボンサムは来ないと伝えられ絶望感にうちひしがれる。ボンサムはソンドルが麻布売買禁止に背いたことで趙家(チョガ)客主に捕らえられていると聞き、ソンドルを救出するために趙家の娘をさらうことを計画する。その夜、ボンサムは趙家の娘を連れ去ることに成功するが、その娘はソリンだった。

第15話 2人の女

ソリンの父ソンドゥクと取り引きし、趙家(チョガ)客主からソンドルを救い出すことに成功したボンサム。ソリンが戻った趙家客主では、ソクチュに嫁ぐための準備が進む。辛家(シンガ)大客主に向かう途中、ソリンは足をケガしたケトンと出会う。ケトンの巫女としての能力を認めたソクチュは、自分に後継ぎが生まれるかとケトンに問う。一方、ハクチュンの還暦祝いの日、宴の場にソンジュンが乗り込んでいく。

第16話 復讐の時

還暦の宴の際に襲われケガをしたハクチュンを冷ややかに見つめるソレは、自分の正体を明かす。そんな中、松坡馬房(ソンパマバン)の手形を盗むため、ハクチュンの屋敷に忍び込んだソゲは、千家(チョンガ)客主の扁額を見つけ、ハクチュンの側室がソレであることを知り驚愕する。翌朝、ハクチュンの遺体が見つかり大騒ぎとなる。殺人罪でソンジュンの人相書きが出回っている事実を知ったボンサムは、状況を探りに行った先でソゲと再会する。

第17話 言葉なき再会

ソンジュンの一味として投獄されたボンサムは、無実であることをハクチュンの側室に証言してもらうため対面を求める。ハクチュンの異母弟で宣恵庁(ソネチョン)高官のキム・ボヒョンの前に罪人として連れ出された男が、弟のボンサムであることを知ったソレは動揺を隠せない。一方、放免されたボンサムは、ソンジュンを死に追いやったのがハクチュンの側室だとソゲに聞かされ、行商人の掟によって裁くことを決意する。

第18話 2人の約束

ソンジュンが死んだとの噂が流れ、松坡馬房は混乱に陥る。そんな中、女性の姿で現れたケトンとの再会に喜ぶボンサム。ケトンの望みが結婚だと知り驚いたボンサムは心に決めた女がいると断るが、ケトンは望みを聞き入れないなら殺すと迫る。松坡馬房の権利書を手に入れたボヒョンはソクチュに買い取りを求め、辛家大客主の番頭メン・グボムは馬房の財産を差し押さえて5日以内に明け渡すようボンサムに命じる。

第19話 人生の転機

馬房が破産の危機に直面する中、金策を諦めかけたボンサムだが、父の言葉を胸に奮起し、金の工面のためにソクチュを訪ねることにする。ソクチュと直談判したボンサムは、ある条件を課される。一方、野心を抱きボヒョンの屋敷に出向いたソゲは、昔ボヒョンを救った恩を盾に自分を雇うように申し出る。国師堂(ククサダン)で目を覚ましたケトンは、ボンサムを手に入れることを誓い、“メウォル”として巫女となる決意をする。

第20話 年貢米運搬への懸け

ソクチュに裏切られ、怒り心頭のボヒョンは屋敷にメウォルを招き入れる。そこでソゲは巫女となり様変わりしたケトンに再会するのだった。一方、年貢米の運搬を任されたソクチュは、船員として松坡のならず者を雇おうとするが失敗してしまう。それを知ったボンサムは、ソクチュにならず者を必ず運搬船に乗せると約束し、代わりに20万両を貸すよう求める。そして、ならず者の頭目に会いに行ったボンサムだが…。

第21話 出立祭

船団長として運搬船に乗り込むことになったボンサム。そんなボンサムの前に監査官としてソゲが現れる。ボンサムが目障りなソゲは因縁を感じていた。年貢米運搬の無事を祈願する出立祭が行われ、巫女として壇上に上がったケトンは、ボンサムが心に決めた女はソリンだと直感する。一方、出立祭を抜け出したソリンが、ボンサムと人影のない場所で抱き合っている姿をグボムと目撃したソクチュは…。

第22話 口が招いた災い

年貢米の横流しを企むボヒョンは、全ての責任をボンサムに負わせ、船上で殺すようソゲに指示をする。ソクチュが後継ぎを作れないこと知ったグボムがあざ笑わっていることを知り、ソクチュは怒りに満ちていた。さらにボンサムとソリンの関係に気づいたソクチュは、ボンサムに書信を届ける。ソリンを助けたいボンサムはソクチュの元を訪ね、全ての責任は自分にあると告げるが、ソクチュは毒酒を飲むように言う。

第23話 策略の運搬船

死を覚悟して杯をあおったボンサムは、目覚めるとソリンと2人きりで部屋に監禁されていた。そこへソクチュから年貢米運搬船に乗り込めとの伝言が届く。2か月後、運搬船は各地で年貢米を積み込み、群山(クンサン)の港に到着。出迎えたボヒョンはボンサムと部下たちに酒を振る舞い、ソゲにボンサムを始末するよう命令する。ボンサムは酒に酔う船員たちに警備を怠らないよう叱責するが、その時、海賊が現れ…。

第24話 海賊の正体

奪われた年貢米を取り返すべく海賊のアジトに1人で乗り込んだボンサムは、死んだと思っていたソンジュンと再会する。ソンジュンは海賊の頭目となっていたのだった。さらに、そこで行商人の裁きを下したはずのハクチュンの側室をソンジュンがかくまっていることを知り、ボンサムは怒りを爆発させる。その頃、子を宿したことを知ったソリンは辛家から逃げる支度をするが、ソクチュに見つかってしまう。

第25話 消えた年貢米2千俵

海賊と内通した罪で捕らえられたボンサム。ソレはボンサムを助けるべく、ボヒョンに裏帳簿を届けるようソンドルに伝え、ソンドルは早馬を走らせる。ソクチュの耳にもボンサムが海賊と内通し、年貢米2千俵を奪ったことが伝えられる。その頃、ボンサムたちは無実の罪で拷問に遭っていた。それを知ったケトンもまたボンサムの命を救うため、ボヒョンに会ってボンサムを放免するように仕向けるのだった。

第26話 つかの間の喜び

無罪放免となったボンサムは、晴れて姉のソレと再会する。しかし喜び合うのもつかの間、ボンサムの命を狙うソゲが火縄銃を放つ。自分の身代わりに姉が命を落としたとソゲから聞かされたボンサムは、運搬船が港に到着しても悲嘆のあまり酒を飲み泥酔しきっていた。一方、大行首(テヘンス)としての立場が危うくなったソクチュ。そんなソクチュの弱みにつけ込んだボヒョンはソゲを辛家の番頭に迎えるよう迫る。

第27話 扁額に誓った再出発

悲しみが癒えないボンサムは、ソレが守ってきた千家客主の扁額を見ながら父の遺言を思い出していた。莫大な借金を抱えたボンサムは、ソゲに1年以内に返済することを約束するが、大金を稼ぐために頭を悩ませる。そんな時、平康(ピョンガン)のファン客主が元山(ウォンサン)までの雪花紙(ソルファジ)の運び手を求めているとの知らせを聞いたボンサム。ソクチュから大金を稼ぐための教訓を得たボンサムは、命懸けで険しい道を進む覚悟を決める。

第28話 勝ち得た信頼

ボンサムが海賊に年貢米を奪われたとソゲから聞かされたファン客主だったが、ボンサムの熱心な説得に心を動かされる。そんな中、ボンサムがオスの息子だと知ったファン客主は驚きを隠せない。ファン客主はオスが処刑された時の義州(ウィジュ)の役人だったのだ。オスの人柄に惹かれていたファン客主はボンサムに雪花紙の運搬を任せることに決める。そして、ボンサムはオスの死の真相をファン客主に問い詰めるのだが…。

第29話 峠越えの秘策

雪花紙(ソルファジ)を担ぎ、プンドゥン峠のふもとに到着したボンサム一行は、峠越えの機会を窺っていた。ソゲはソクチュの甥でプンドゥン峠の山賊シン・ガプスにボンサムの命を奪うよう取り引きを持ちかける。そんな中、一寸先も見えないほどの濃い霧が山に立ちこめる。その時を待っていたボンサムは仲間たちを引き連れ、峠越えに挑む。一方、霧が出たと聞いたガプスもまたボンサムの狙いに勘づき、捜索を始める。

第30話 プンドゥン峠の黒幕

雪花紙が元山(ウォンサン)に向かっていると聞いたソゲは急いで元山に向け出発する。そんな時、プンドゥン峠を封鎖していた黒幕がソクチュだと知ったボンサムは漢陽(ハニャン)に戻りソクチュを問い詰める。しかしソクチュは六矣廛(ユギジョン)を守り、王室の財政を支えるためだと開き直り、ボンサムに利権を与える代わりにプンドゥン峠の開通を諦めるよう迫る。同じ頃、元山の開市場(ケシジャン)で雪花紙を売るドリたちの前にソゲが現れる。

第31話 大行首の逆襲

プンドゥン峠を自由に行き来することができるようになったが、六矣廛の買い占めのせいで物資を仕入れられず、不満を募らせる行商人たち。彼らに詰め寄られたボンサムは、なんとしても品物を仕入れると約束したものの、手立ては浮かばない。一方、妊娠中毒と診断されたソリンを診るケトンは、ソクチュの妻でありながらボンサムに想いを寄せ身ごもったソリンに対し、涙を流しながら憎しみをぶつける。

第32話 接長選挙への道

ボンサムはソゲにひざまずき、物資を回すように懇願する。そんなボンサムにソゲは使いを送り、あることを伝える。途方に暮れていた行商人たちはボンサムのおかげで生糸を仕入れることに。京畿(キョンギ)道任房(イムバン)の接長(チョプチャン)選挙が行われることになると知ったソンドルは、ボンサムに選挙に出るよう勧め、馬房(マバン)の債権者たちも立候補するよう願い出る。ボンサムが選挙に出ると知ったソクチュは六矣廛で会議を開く。

第33話 胸に秘めるべき想い

ボンサムが開市場で買った西洋の飴をケトンから受け取ったソリンは、自分の置かれた境遇を一人嘆いていた。ボンサムに飴を返し、自分の想いを胸に秘めるべきだと言うソリン。さらにソクチュと争うボンサムの身を案じるソリンはお腹の子のためにも接長選挙を辞退するようボンサムに懇願する。その言葉の真意を確かめようとするボンサムだが、そこへ2人の会話を聞いていたソクチュが割り込んでくる。

第34話 選挙の行方

ソゲを当選させるため各地に大金をばらまくソクチュと、それに対抗すべく遊説に向かうボンサム。その先でソゲ陣営と出くわし、いざこざから乱闘騒ぎが起こる。ソゲ陣営の賄賂が見つかるが、ソンドルは後頭部を殴られ失明の危機に陥ってしまう。そんな中、演説が始まり、あるべき任房の姿と抱負を語って熱烈な支持を受けるボンサムに苛立ちを隠せないソクチュ。その後、ついに選挙結果が発表されるのだが…。

第35話 救いの手

牛皮密売及び牛の闇処分の罪状で広州(クァンジュ)府の獄につながれたボンサム。無実を証明できぬまま拷問を受けるが、ボンサムの命を救いたいケトンは裏でボヒョンに手を回し、ボヒョンのどんな命令にも従うと頭を下げるようボンサムを説得する。一方、ソリンもまたソクチュに泣きつくようにボンサムを助けてほしいと願い出る。ボンサムを助けると約束したソクチュは、広州府長官ミン・ヨンモクに書信を送るのだが…。

第36話 成功への鍵

六矣廛による干しダラの買い占めが続く中、ボンサムは独自に干し場を作り、行商人に干しダラを供給することを提案する。そんな折、元山の開市場でソンジュンらと偶然再会したボンサムは、かつてタラ漁の大船主だった男を紹介してもらう。一方、ソリンが陣痛の兆候を見せる中、ソクチュはケトンに出産の介助を任せ、ある薬を託す。その頃、ソゲはソリンのお腹の子の父親がソクチュではなくボンサムであると知る。

第37話 命懸けの出産

ソクチュに子供を奪われ、ソリンが殺されると伝えられたボンサムは、急いでソリンの元へ向かう。一方、辛家(シンガ)大客主では、お産の途中でソリンが力尽きて失神してしまう。その頃、ソンドルたちはソリンを辛家から連れ出そうとある計画を実行するが、ケトンに見つかってしまい窮地に陥る。そこに居合わせたソゲがケトンの行く手を阻み、ソリンを連れ出すことに成功したソンドルたちは急いで松坡(ソンパ)に向かう。

第38話 息子の誕生

国師堂(ククサダン)で出産することになったソリン。ボンサムに頼まれお産の準備をするケトンは、ソクチュから受け取った薬を手に「出産直後の女人に使うな」と言った医官の言葉を思い起こしていた。一方でソクチュは、自分の手に息子を取り戻すことに執念を燃やしていた。そんな時、ついにソリンに息子が生まれる。息子が生まれたと伝え聞いたソクチュは国師堂へと急ぐが、その時ボヒョンが辛家を訪ねてくる。

第39話 父親としての決心

松坡へ行ったソクチュは息子のユスを連れ帰ろうとするが失敗してしまう。ユスをソリンに託し、ヨンデ谷に向かったボンサム。そこには“千家(チョンガ)タラ干し場”と扁額が掲げられていた。しかし、ヨンデ谷は晴天続きで極寒の中でこそ上物になる干しダラは異臭を放ち始めていた。その頃、王妃ミン氏に謁見したケトンは、世子(セジャ)が病であることを言い当て、回復のために雪岳(ソラク)山で百日祈祷を行うことを約束する。

第40話 商いの腕で戦おう

干しダラ作りに成功したボンサムは、干しダラを3両で売り出すことにする。そんな中、辛家大客主が高級品として名高い元山の干しダラを2両で売り始めたとの知らせがボンサムに入る。債務を巡りボンサムの身分証を取り上げ、商いをできないようにしようとするソゲに、ボンサムは正々堂々と商いの腕で勝負しようと告げる。窮地に立たされたボンサムは、千家の干しダラを売るための策を練る。

第41話 客主の結婚

千家タラ干し場では、ボンサムとソリンの結婚式が執り行われることに。そこに居合わせたケトンは動揺を隠せない一方で、ソリンに対する憎しみを募らせる。そんな中、マンチとパングムが干し場にやって来て、ソンジュンと再会する。一方、干し場の場所を捜すソゲに、ケトンは場所を教える代わりにソリンを殺すよう頼む。そしてソゲは群山(クンサン)で年貢米を奪った海賊を捕らえる名目で討伐隊を干し場に送り込む。

第42話 守るべきもの

干し場に討伐隊が押し入るが、ソンジュンは干し場を守るために自ら名乗り出る。苦労して作った干しダラを全て失ったボンサムは途方に暮れるが、連行されたソンジュンの後を追う。一方、討伐隊がソゲに成功を報告する様子を見て、すべてソゲの策略だと直感したソンジュンは、ボンサムを守るため、ソゲを道連れにして崖から飛び降りてしまう。それを見たボンサムはソンジュンを助けに向かうのだが…。

第43話 返済期限

返済期限が迫る中、干しダラを失ってしまったボンサムはソンドルに松坡馬房やタラ干し場を託す。返済できなかった時の約束としてボンサムはソゲに身分証を差し出す。その時、干し場から姿を消していたマンチが現れる。一方、パングムが自分の身代わりに殺されたことに気づいたソリンはケトンが黒幕だと確信するが、ケトンはしらを切り通す。そんな中、全羅(チョルラ)道で千家の干しダラとして粗悪品が出回る事件が発生する。

第44話 百日祝いの宴

ボンサムが干しダラの粗悪品の真相を確かめるため全羅道に発った後、松坡馬房に来ていたケトンはソリンが部屋を出た隙にユスを連れ去ってしまう。ユスを取り戻したソクチュは喜び勇み、ボヒョンやギョムホ、六矣廛の客主を招いてユスの百日祝いの宴を開くことにする。しかし、そこへソリンやマンチがユスを取り戻しに辛家に押しかけてくる。すべてはソクチュを陥れるためにソゲが仕組んだ罠だったのだ。

第45話 真冬の毒蛇

ボンサムの留守中に松坡馬房(ソンパマバン)を訪ねたケトン。ソクチュの地位が失墜したのはソリンのせいだとケトンが責め立てていると、そこへボンサムが帰ってくる。ソリンへの憎悪が増したケトンは、ソリンを殺せば大行首(テヘンス)に就かせるとソゲに約束する。松坡馬房に取り引きを望む元山(ウォンサン)客主たちがやって来て、願ってもない話に喜ぶボンサム。一方、ソリンは客主たちに振る舞う食事の準備をしていたのだが…。

第46話 別れの挨拶

ソリンが毒蛇に噛まれて意識が朦朧とする中、ボンサムに頼まれソリンを看病するケトン。そんな中、ソリンの容体が急変する。一方、辛家(シンガ)大客主ではソゲに裏切られ怒り心頭のボヒョンはソクチュと手を組み、ソゲを処罰しようとしていた。そこへ最愛の妻を殺したのはソクチュだと考えたボンサムが斧を手にして辛家に押し入ってくる。ボンサムは自分がソリンを殺したと言うソクチュに斧を振りかざす。

第47話 開港の時代

ソリンの夢を見ていたボンサムは眠りから覚め、ユスを連れてソリンの墓の前で再起を誓う。元山客主が物を売らずに商売が滞っていると聞いたボンサムは急いで元山に向かうが、開港した元山に日本の商人が大挙して押し寄せている様を目の当たりにする。対策を立てられず頭を悩ますボンサムの前に、辛家大客主の書記ヤンボムが訪ねてくる。一方、ソクチュはソリンの侍女ウォルを辛家に呼び出す。

第48話 手形の行方

ソクチュがウォルに全財産を預け、ボンサムに渡そうとしていることを知ったソゲやギョムホはウォルの捜索を始める。元山にいるボンサムはウォルが追われていることを知り、急いでウォルを捜しに向かう。ギョムホはソクチュの財産を没収すべきだと王妃に進言し、自らの手中に収める外堀を固める。そんな中、ウォルは馬房の仲間たちの助けを借り、厳重に警備された京畿(キョンギ)道からの脱出を試みる。

第49話 燃えた全財産

ウォルを捜す途中、元山客主たちが日本の商人と米の闇取引をしているところを目撃したボンサムは、役人に届け出る。一方、ウォルは山中でソゲに追いつかれ、手形を奪われそうになる。そんな時、山賊に襲われ、手形を燃やされてしまう。それを見たソゲは愕然とする。翌日、ウォルが連れ去られたにもかかわらず、マンチと馬房の人々が酒盛りするのを見かけたソゲは、一杯食わされたことに気づく。

第50話 沈む太陽

ソクチュの手形がボンサムの手に渡ったことをソゲから聞かされたギョムホはソクチュに財産の受け渡しを要求するが、ソクチュは頑として拒否をする。部屋にボンサムを招き入れたソクチュは、地球儀を見せ、どれほど世界が大きいものなのかを説く。そこへ血相を変えて入ってきたケトンは、ソクチュに秘密をバラさないように涙ながらに頼み込む。そして、最期を悟ったソクチュは過去を思い起こしていた。

第51話 真実を知る時

父親を死に追い込んだ張本人がソゲだと知ったボンサムは、ソゲに殴りかかる。ボンサムはソリン殺しについて問い詰めようとした瞬間、後頭部に激痛が走り意識を失ってしまう。元山開港後、ギョムホは日本の商人との交易によって私腹を肥やそうとたくらむが、都承旨(トスンジ)のミン・ヨンイクは、自由交易は時期尚早だと反対する。それを見たソゲはギョムホに宣恵庁(ソネチョン)の倉庫にある年貢米を自分に回すよう頼む。

第52話 血染めの殺生簿

ソゲの企みを知ったボンサムは事前に手を打つことに。年貢米を奪われたソゲは、ケトンが裏で手を引いていることを直感し、問い詰めに行く。その頃、接長(チョプチャン)の座が空いたことで再びボンサムを推す声が行商人の中で高まっていた。行商人たちに影響力を持つボンサムを注視していたヨンイクは、行商人を引き連れ自らの傘下に入るようボンサムに求める。そんな時、漢陽(ハニャン)で兵が反乱を起こし、大騒動となる。

第53話 反乱の末に

反乱を起こした兵たちがソゲや高官たちを殺そうと宮殿に押し入り、ソゲたちは必死に逃げ惑う。なんとか国師堂(ククサダン)に逃げ込んだソゲだが、先に中にいたヨンイクに閉め出されてしまう。反乱に参加していた馬房の仲間たちを捜し回っていたボンサムは、兵たちに殴り殺されそうになっているソゲを見つける。そしてソゲの身柄を引き取りたいと申し出たボンサムは、ソゲを行商人の裁きにかけることを約束する。

第54話 裁きのあとで

行商人の裁きにかけられることになっても抵抗を続けるソゲ。ボンサムはソゲの罪状を読み上げ、死刑を宣告する。国師堂に出向いたソンドルは、直接ボンサムにソリン殺しの真実を告白するようケトンを諭す。そこで身を潜めて2人のやり取りを聞いていたヨンイクは、ソンドルが両班(ヤンバン)出身だと確信する。そんな中、ミン氏と大院君(テウォングン)との争いが起こり、任房(イムバン)ではボンサムとソンドルの意見が対立する。

第55話 親友の裏切り

ヨンイクに宜寧(ウィリョン)ナム氏の系譜を見せられ、大義を守るよう言われたソンドル。ヨンイクの指示を受けたソンドルは、ボンサムに黙って行商人を動員してミン氏を守る行動に出る。翌朝、それを知ったボンサムは規律を破ったソンドルを責め、任房の役員証を返納させる。そして親友の離反行為に胸を痛めつつもソンドルに罰を与えることを決める。そんな中、ボンサムはソンドルが両班出身であることを知る。

第56話 受け入れの覚悟

騒乱が沈静化し、ケトンは身を隠していた王妃を迎えに行く。功を上げたケトンは王妃から“真霊君(チルリョングン)”に報じられる。一方、ヨンイクの屋敷で療養していたソンドルは、ナム・ソニュとして生きることを決意する。真霊君となったケトンは両親と再会するも巫女であることを疎まれ、見捨てられてしまう。そんなケトンを哀れに思ったボンサムは、どんなことがあろうとも自分のそばにいたいのかとケトンに問う。

第57話 妻の死の真相

大行首となったソンドルと対立することになったボンサム。一方、ケトンはボンサムと結婚したいと王妃に申し出るが、一蹴されてしまう。それでも諦めきれず、許しを請おうと雨の降る中、宮殿の前に座り込む。松坡馬房を訪ねたソンドルは、ウォルを通して約束の時間にボンサムをソリンの墓の前に誘い出す。その夜、ボンサムがウォルに連れられていくと、そこでソンドルとケトンが何やら話をしいてて…。

第58話 店開きの当日

朝鮮流水(ユス)組合商会の店開きをするボンサム。一方、ソンドルはケトンとの結婚によって人参の売買独占権を認める黄帖(ファンチョプ)がボンサムの手に渡ることを防ごうと画策する。開店式が始まって間もなく日本の商人との間にいざこざが起こり、客主が殺されてしまう。乱闘騒ぎの中、日本の商人に死者が出たことで外交問題に発展し、追われる身となったボンサム。そんなボンサムはケトンの屋敷に身を潜めるのだが…。

第59話 任房の危機

ソンドルは自分の企みでボンサムが死刑の危機に直面していることに動揺するが、なす術がない。巷では任房が閉鎖されそうだとの噂が流れ、行商人たちは団結してこれに対抗しようとする。一方、銃で撃たれ重傷を負ったドリが義禁部(ウィグムブ)の獄中にいることを知ったボンサムは、危機を脱するために自ら出頭することを決意する。そんなボンサムは決起した行商人たちを止めるようソンドルとヨンイクに頼まれる。

第60話(終) 行商人の精神

ボンサムが絞首刑を言い渡されたことを知ったケトンは王妃に哀願するが、聞き入れてもらえない。自分の過ちでボンサムを死に追いやることになり苦しむソンドルは、獄中のドリを呼び出す。一方、ドリが釈放されることになり、ボンサムは喜んで送り出す。そんな時、ボンサムの元をケトンが訪ねてくる。15年後、近代化が進む朝鮮ではソンドルが鉄道事業を進めるために土地を買い進めようとするのだが…。

出演者の他の作品

チャン・ヒョクカネの花 ~愛を閉ざした男~
ビューティフル・マインド ~愛が起こした奇跡~
ボイス ~112の奇跡~
運命のように君を愛してる
輝くか、狂うか
ハン・チェアあなただけが私の愛
私の恋愛のすべて
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キム・ミンジョンマン・ツー・マン ~君だけのボディーガード~